Titioya

直感で買いましたが。

 読み終えて最初に気になってしまったのが、巻末に掲載されてた同作者の作品の宣伝だったりする。まぁ、言ってしまえば『婚活シュート!』がすごい気になったんですけどね。自分の中では、婚活ネタは『月の彼方で逢いましょう』の霧子さんルートを超えるものはないと思ってますけどもね?

 ということでの今回は、『メディアワークス文庫』『父親を名乗るおっさん2人と私が暮らした3ヶ月について』。新田由奈はシングルマザーの母親を亡くし、天涯孤独の身となった女子高生。そんな彼女の前に、自分が父親だと名乗る中年の男性が2人現れます。チンピラ風の男と、エリート官僚風の男、その双方と共同生活を送ることになってしまった由奈は、その中で母親の知らなかった一面を知って行くこととなり……。

/////

 まずは、やっぱり家族ネタは自分のツボだよなぁとか何とかかんとか。あのカレーにまつわるところの辺りは、やっぱホロリとしちゃいましたよ……。家族ネタは、一時期エロゲの王道みたいになってたこともありましたが、最近はめっきり見ないですからね? 音楽モノと同じく、欠乏症になってる感があるので、良い補給でした!

 ただ、個人的には最終盤でのドカンが弱かったかな?とか。あの駐車場でのシーンがピークで、そこから後はそこを超えなかった感じがしてんですよね。この辺、もしもエロゲだったなら、母親の過去シーンとか入れて盛り上げられるんですけどね……。ついでに、父親側の視点も入れられるんですけどね……。もしかしたら、だからこそエロゲ向きなのかもしらん、家族ネタってのは。

 後、一番引っ掛かってしまったのは、母親が過去に出て行った時の真意が分かんなかったことよ! そこがどうしても……ねぇ? こういうのをちゃんと入れられるのがやっぱ、エロゲだった場合のアドバンテージなんだろうなぁ? 何かずっとエロゲだったらの話してた気がしますけど、まぁ要はそういう結論っちゅうことよ!

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村