『シナントロープ』
月曜23時6分のドラマで、主演は水上恒司。内容としては、あるバーガーショップとそこに関わる面々を中心とした群像劇でした。
出た出た出た出た、群像劇。一人をちゃんと書く力のない人がやる群像劇。しかもこれタチの悪いのが……出てましたよ? 「俺のカッコいいストーリーを見て感動しろよ、愚民ども!」ってオーラが。そういうオーラは見えるんだよ、視聴者にはね? まぁとにかく押し付けが酷い内容で、ハッキリ言って無茶苦茶眠くて眠くて仕方がなかった。映画館で見てたら開始10分以内で熟睡してるね、100%。まぁ、イライラして仕方がないので速攻切りですな、当然の帰結として。
『新東京水上警察』
火曜21時のドラマで、主演は佐藤隆太。原作は吉川英梨による推理小説シリーズで、内容としては、水上の事件を取り扱うために発足した東京水上警察署を中心としたものでした。
船で疾走するとか、ならではの武器はありますけど、基本的には普通に警察モノって感じでしたね。佐藤隆太の勢いで何とかなってる部分も多いけど、まぁいつものだなという感じ。今回出て来た謎もそんなに感嘆する感じではなかったしなぁ。今期は『相棒』もあるし、飛び抜けてなければ警察モノはいいかな。何より、第1話から次回に続く!なのがダルさの主要因。
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』
火曜22時のドラマで、主演は夏帆と竹内涼真。原作は『comicタント』にて連載のマンガ作品で、内容としては、交際相手にプロポーズを断られ、別れを切り出された男が、自分で料理を始めてみるというものでした。
正直、全然見る気はなかったのですが……あれ? 意外と面白いな? あの後輩?の男性が良い感じに機能してるし、見ても良いかなと思わせるパワーはあったのよ……あの別れた女がピンク頭で現れるまでは、ね? 正直、1話で再登場させる必要はないでしょ。何なら最終話まで要らんと思うよ? これで、あぁそういう方向の話も頻繁に混ぜて来るんだと思っちゃったから、めんどくさいんで撤退ですかね……。まぁ、それはダブル主演になっている時点で推して知るべし、なんですけどね?
『娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?』
火曜23時15分のドラマで、主演は齊藤京子と水野美紀。原作は『ストーリーな女たち』にて連載されたマンガ作品で、内容としては、娘を喪った母親が全身整形で別人となって、娘を死に追いやったママ友達に復讐をしようとするというものでした。
「まぁ……罪ですよね。と言うか、大義を持って殺すと決めたのなら、罪かどうかなんて小せぇことをぐちゃぐちゃ言うなよ、せせこましいな! むしろ、殺し自体に意味を感じるくらいの狂気を持て! それが復讐者ってもんだ!」というのが入る前からの感想なので、少なくとも自分にとってはタイトルミスですよ、これ。後はまぁ、見てみてもいつものヤツとしか感じなかったし、30分系は基本外れなので要らないですね。そもそも、30分に入れ込むためか、論理補強が怪し過ぎるしな。一番は、整形なんてせずに普通に殺せば良くない?なのよ。そこをちゃんと論理で潰さないと。
『ESCAPE それは誘拐のはずだった』
水曜22時のドラマで、主演は桜田ひよりと佐野勇斗。内容としては、製薬会社社長の娘が誘拐されるのですが、それが犯人の男性との逃亡劇に発展するというものでした。
まぁ多分、読心かそれに近いもの、サイコメトリー的なナニカがあるんでしょうねと思いますし、それを使って逃亡先でいろんな人とのアレコレがあるんでしょうねと思う。その後者の方で言えば、如何にも群像劇的なナニカの匂わせみたいなのもあったので、正直その時点で……ですね。後、無難な1話であったけど無難な「だけ」だったのと、主演もあんまり好きくないんですよね?
『小さい頃は、神様がいて』
木曜22時のドラマで、主演は北村有起哉。内容としては、3階建ての古いマンションに住む、3組の住人たちを中心としたものでした。
これも無理矢理なら群像劇系のカテゴリに入れられそうですね……。後、こういう実在の曲に絡めてのが増えて来た気がするんですが、何なんでしょうね? タイトルを考えることに限界を感じているとかですかね? まぁ何にせよ、「ふ~ん」しか感じず、「ふ~ん」以上のものはなかったし、何なら鬱陶しいなぁと思っただけだったので、これは完全スルーですね。こういうのってどういう需要で成り立ってんだろうね?と普通に思います。
『フェイクマミー』
金曜22時のドラマで、主演は波瑠と川栄李奈。内容としては、大手企業を退職したが転職に苦戦していた女性が、若手女性社長の代わりに娘の母親役を演じて、お受験合格を目指すというものでした。
何やこれ、クッソ面白いやないけ!!! 純度100%の俺が見たかったものを見せられて、これはもう興奮を禁じ得ないですよ。調べたら、デビュー作の人の脚本らしいですね。やはり、そのレベルの染まっていない人じゃないと、面白いものは作れないということの証明なんでしょうね……。登場人物がめっちゃ生きてるし、結論に至る論理立ても見事の一言。これはもう、今期はこれと『相棒』だけ見てれば良いヤツやないか?
『良いこと悪いこと』
土曜21時のドラマで、主演は間宮祥太朗と新木優子。内容としては、小学校時代の同窓生が集まってタイムカプセルを掘り起こしたことを契機に、不審死事件が始まるというものでした。
どうでも良いんだけど、冒頭1分で1人死ぬのなんて珍しくも何ともないんですけど、それをわざわざお題目に掲げてるのは何なん? 何を主張したいん? 後、普通に考えたらこれ、委員長が犯人ですよね。こういう場合のセオリーで行ったら担任も怪しいんですけど、委員長の方がつじつまが合う。
まず、あの感じで委員長はイジメてないなんてあるワケがないからそれが動機。喫煙所で指輪を見て「私を苦しめたクセに幸せになって!」と怒りを抱いたのが犯行のキッカケで、闇深色紙を見て罪を押し付けられると感じたのもキッカケ。闇深色紙は然るべきタイミングで流出させたいのに、かたまりが撮っちゃってたから早めに消しておいた、ってとこでしょう。皆に口止めしたのもこれでつじつまが合う。大方、新木優子とは同じレベルで友達だったのに、っていう嫉妬でしょうね。後、色紙と犯行が一致してるのは多分偶然で、初犯で一致してることに気付いたから以降もトレースした、くらいだと思うんだよな。……ということで、あらかた予想してしまって後は答え合わせだけなので、終盤だけ気が向いたら見るよ。わざわざ追うのもダルい内容だしね? まぁ多分、途中で変な要素を扶桑型のブリッジの如く違法建築して来て、委員長ルートからは逸らして来るんでしょうけども。
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なお、『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査~』はここまでのシリーズを全く見ていないので、見ないで切りました。まぁそもそも、こういうスタイリッシュ系の刑事ドラマはもう嫌いなんだよな。
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