今さらながらで見に行って来ました……。『8番出口』の時と同じく、到着時間と放映時間が噛み合ってれば見ようと思っていて、まさしくそれになりましたので。で、もう公開からだいぶ経っていますので、いつもやってるネタバレ注意のアレはなしで行きますが……

すごかったのは間違いないけど、二度と見ようとは思わない

って感じですかね、平たく言ってしまうと。これは過言でも何でもなく、仮に将来地上波放送があったとしても、見向きもしないと思います。それこそ、仮に肉親を人質に取られて、これをもう一度見ることを強要されたとしたら、「頼むから別の条件にしてくれ!」って交渉すると思います。理由としてはこれまた単純で、

すごさ「だけ」にステータスを全振りした映画で、楽しさはゼロだから

ってことですね。前に『スーパーマリオ』の映画について友人に話した時に、「ウィザードリィ的に言えば、ボーナスポイントを楽しさに全振りした映画」と言ったことがありますが、『国宝』はその真反対、いやさもっと極端で、ボーナスポイントだけでなく全部、すごさだけに全振りしてるんですよね。なので、すごいなとは思うけど、それ以上の感想が何もない。だから、作品としては良いだろうけど、エンタメとしては0点だと自分は思ってます。すごいなとしか思わないから、ちょくちょく眠くなりましたよ、自分は。

 それもそのはずで、圧倒的なすごさ「だけ」で押して来るから、むちゃくちゃ疲れるんですよ。この疲労感も、二度と見ようとは思わないの一因ですね。3時間という長さ以上に疲れるのよ。すごさだけで退屈だったから、6時間くらいに感じたよ、正直。自分にとって楽しさのプライオリティは大きいんだな、とあらためて知れたことは良かったかもしんない。

 ということで、結論としては自分にはこの映画が何でそんなにヒットしているのか分からない、何度も見に行く人がいるとすればその人とは絶対に仲良くなれない、という感じでした。別に逆張りじゃないのよ、ホント。何の説明も一切しない序盤なんてホント退屈で、精神の80%くらい寝てたしな……。あんだけ説明しなさ過ぎなのは考えた方が良いと思うよ、マジで。俺は今金を払って何を見せられてんだ?ってずっと思ってたからね?

 締めに余談で、これは『国宝』に限った話ではなく、映画全般においてなのですが、

エンドロールまで座って見られないんなら、中央付近の席を取るなよ!!!

ってことですね。エンドロール中に人を押しのけて出てくの、クッソ迷惑だからな? 自分は、スマホ光らせることよりも悪だと思ってるね。それがたとえ、ここまで否定した映画においてだったとしても、ね?

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