『岸辺露伴は動かない』シリーズ、その短編小説集の第３弾、『岸辺露伴は倒れない　短編小説集』。今回収録されているのは、音を追求した男を中心とした『黄金のメロディ』、露伴が自作の実写化をした際の出来事を描いた『原作者　岸辺露伴』、梅雨の時期に不可思議な出来事が起こる家を舞台とした『５ＬＤＫ〇〇つき』の３編でした。

　３編目が『密漁海岸』の直前の時間軸だったのが、これ偶然だったらマジすげぇな、でしたが、それは置いといて。相変わらず、この辺のを実写化してもえぇんじゃないやろか？という感じでしたね。そろそろ、コミック版のストックもアレでしょうし、本気で検討しても良いのでは？

　特にで言うと、最後の『５ＬＤＫ〇〇つき』が一番やりやすいでしょうね。他２編は、実写化する上では、ちょっとハードルがありそうな予感。ジョジョ味という点で言えば、どれも完璧なんですけどね？　やっぱり、何だかよく分からないものと戦うのが醍醐味ですわ。今回も、ヘブンズ・ドアーだけでは解決出来ないのが出ましたし。

　しかし、これ読んだ時期の関係で、『原作者　岸辺露伴』は、なかなかピンポイントな内容だったな。原作軽んじる連中には、これくらいの裁きが下れば良いと思うんですけどね？　まぁ、これだけのことが起こっちゃったら逆に、誰にも語り継がれないんでしょうけどね……？

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