『沈黙のパレード』は東野圭吾作、ガリレオシリーズの第9弾です。警視庁捜査一課の係長、草薙は行方不明になっていた少女が遺体で発見された事件を担当することになります。その容疑者は、以前草薙が担当した事件で、完全黙秘を保った末に釈放された男でした。今回も完全黙秘を貫いた男は、処分保留で釈放されるのですが、街のパレード当日に死亡し……。
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いつもは原作を読んでから映画を見に行くのですが、これは逆パターンで、先に映画を見に行っていました。その上での感想ですが……映画、むちゃくちゃ頑張ってたな。映画の方だけで挿入されているシーンがあって、それがすっごく背景を描いてて、真相が分かった後は、あれってそういうことか!と感嘆するんですよね。
後、これまた映画ということで言えば、映画の方では草薙刑事の追い詰められ加減がすっごい描かれてましたね。これまた原作の方ではなかったシーンなので、上手く短縮した上であぁいうのを仕込んで来たスタッフは、あらためて凄いと思った。原作アリの映画化という点で言えば、もしかしたらトップクラスだったんじゃないのかね?
ただ、原作の方が強かった点ということで言えば、煽り文句にもなっていた、「容疑者Xはひとりじゃない。」ってやつですかね。これ、ダブルミーニングで、この意味については、原作の方がしっかり描かれていたと思います。結構大事な要素なので、こういうところはやっぱ原作なんやな、ってやつですかね……?
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