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成程なぁ、という感じではある。

 シーンシーンを切り取ると、これを映画にしたら綺麗な絵になりそうだなぁ、というのはあるんですよ。電車でのシーンとか、教会でのシーンとか、ラストシーンとか。映画化に際して20社以上からオファーがとか聞いても、そりゃそういうこともあるかもなぁなんですけど……う~ん。何と言うか、メリットよりもデメリットが大きいと思うんですよね、これの映画化って。

 ということでの今回は、ラノベを一旦お休みしての東野圭吾作品、『プラチナデータ』。自分が読むのは、ガリレオシリーズやら加賀刑事シリーズやらが主ですので、シリーズになっていない時点で読んだのは『白夜行』以来かもですな……っと、閑話休題で内容の方に行きましょう。
 刑事の浅間は、殺人事件の捜査をする中で、全く新しいDNA捜査システムに触れることとなります。それは、現場に残されたDNA情報から、そのDNAを持つ者の身体的特徴や容貌だけでなく、登録されたDNAデータから検索することで、本人或いは近親者まで解析出来るというもの。それが公にも使われるようになった中、その主な開発者である天才数学者が殺され、主任解析員である神楽が、現場に残された毛髪を解析することとなります。しかし、そのDNA情報が示したのは、他ならぬ神楽自身で……。

 前述の通り、何か心が荒んで来たタイミングで綺麗な絵が入りそうなシーンが入るので、映画化はそこそこやりやすいんだと思う。ただし、重大な問題が。東野圭吾と言えばミステリを要求するかと思うのですが、これのミステリ要素は非常に薄いです。と言うのも……これってどっちかって言うと、近未来要素の方が大きいんですよね。DNA捜査システムがドン!と前に出ちゃってるばかりに、そこを軸に考えれば良いことが分かり切ってるワケで。
 そんなこんながあったせいか、内容的にオチが非常に想像しやすいんではないかと思います。少なくとも、自分が読んだ東野圭吾作品の中では、一番オチが想像しやすかったかなぁ……。ラストになってのビックリとか、有り得ない勢いで心の臓を揺さぶって来るとか、そういうのは一切なかったです。まぁ、もう一捻り期待してたからなぁ、白鳥嬢の件とか。
 とりあえず、映画化にあたって不安なのは、尺の問題ですわな。チクシさんの件やらは、尺を気にするんなら真っ先に切られそうですね。ただ、アレがないとラストシーンを成立させるのが手間な気はしますが。500ページを2時間に圧縮するのって、やっぱ無理があるよなぁ……。その辺理解してオファーしてんのかしらん?

 さて次回ですが、即ラノベに出戻りまして、『独創短編シリーズ 野﨑まど劇場』で。まさかの『電撃文庫』進出!……って、母体は変わんねぇワケだから、まさかのでもないのか。内容はまさかのかもだけど。

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