以前に『禁書目録』(インデックス)関連の記事を書いたのに今さらですが、一応やっておいた方がいいかと思いましたので、今回は『とある魔術の禁書目録』の記事としたいと思います。

 この作品は、魔法や超能力といった超常の力を全て打ち消す、『幻想殺し』(イマジンブレイカー)と呼ばれる右手を持っているだけの上条当麻という少年が、理不尽な力に虐げられる弱い者たちを守って戦う、かなり熱い話となっております。
 この作品の特徴として、とにかく登場人物が多い! というのも、ほぼ毎回、話の中でメインとなるヒロインが変わりますので。その辺り、結構ギャルゲー色がありますね。いわゆる、ギャルゲー用語も毎巻前半部分で頻出しますし。
 その代わりと言うべきか、毎巻後半ではそんな色が一掃され、かなり真剣な色に染まっていきます。理不尽な力にさらされる者達を、超常の力を消す以外に何の力も持たない少年が、想い一つで向かっていく。その姿は、草かんむりじゃない方の『燃える』展開。毎回、彼の力である『幻想殺し』にかけたセリフを叫ぶシーンなど、お約束の展開でかなりヒートアップします。
 そして、敵が純粋な悪ではない点もオススメポイント。敵には敵の理由がある、というのをキチンと描く。これをやらないで薄くなっている話は、アニメやマンガで多いですね。敵だって一人の人間で、敵には敵の想いがある、というのをキチンと押さえておくのは、非常に大事なことです。
 最近では、ダークヒーロー的な人物も登場し、さらに物語が盛り上がっています。コミック版が登場したり、同じくコミックで外伝もやっていますので、そちらから入ってみるのもありかもしれません。結構丁寧にやってくれていますので。

 外伝と言えば、外伝の主役である御坂美琴、通称『超電磁砲(レールガン)』が個人的にかなりヒットです。その程は、自分内での世界3大ツンデレの1人に選出するくらい(ちなみに残りの2人は、『カレイドスター』のロゼッタ、『ピア2』の日野森あずさですが、閑話休題)。
 彼女がヒロインとなる話は3巻。『禁書目録』全体で見ても、かなり優秀な巻だと思います。自分内では、彼女がメインヒロインだと一生懸命思い込んでいるのですが……。以降の話では非常に不遇な扱いであり、そんな理由もあって外伝の主役に抜擢されたのかと勘繰っております。

 先頃新刊が出まして、早くも続きが楽しみな展開でした。意外にも、美琴にも重要な役回りが出てきましたし。……まぁ、私の経験上で以降の流れを読む限り、メインには絶対座れない役回りを背負わされてしまいましたが。……いっそ、各ヒロインオンリー話集めて、短編集出すのはどうなんだろうか……。吹寄オンリー話とか、まず出ないだろうし。それこそ、ギャルゲー的ですがね。